- 水やりの時に鉢に水が染みこみにくくなってきたら植え替えのサインです。鉢の中は土の粒がつぶれたり、根が詰まってきている状態です。このままでは樹が根から栄養や水分を吸収できなくなってしまいます。
- 樹種によって植え替えの適期がありますが、一般的には春と秋です。
- 用意するもの・・・・鉢底ネット、アルミ線2種類、盆栽鋏、ペンチ、さい箸、盆栽の用土
- ハサミやペンチは家庭用のものでOKです。
- 道具を用意します。専門の道具でなくても大丈夫です。
- 植え替える鉢を選びます。難しく考えずにお気に入りの鉢に植え替えましょう。
- 木の植えこむ傾きも考えます。傾きが変わるだけでガラッとイメージも変わります。
- 鉢が決まりましたら鉢穴に鉢底ネットをつけます。
- もっとも簡単なの鉢底ネットを鉢の外からあてる方法です。鉢の形状によってはネットが外からかけると不格好な場合がありますのその場合は中につけますが、方法はあとでご説明します。
- 木を固定するための1.2mmから長さを合わせてカットします。
- ネットをあてた鉢裏からカットした針金を通します。
- 通した針金を広げて準備完了です。中にネットを貼る場合は
- 2mmの針金を鉢穴の直径の2~3倍の長さでカットしてU字に曲げます。
- 鉢底ネットを鉢の中に敷いてU字の針金を通し裏返します。
- 通した針金を広げます。これで固定されました。
- さらにS字に折り曲げるとしっかり固定されます
- 鉢底から、カットした1.2mmの針金を下から通して広げると完了です。次は木を植えこんでいきます。
- 植え替える樹の土を箸でつついてていねいに落とします。
- 下の方の古い根を切り落とします。
- 鉢底に用土を入れます。
- 鉢の中に木を入れてお好みの傾きにします。
- 左右から針金を交差させてペンチで軽く締めます。
- 隙間に新しい土を流し込み箸で根と根の間まで入るように押し込みます。
- 最後に針金をきつく締めます。樹がグラグラしなければ完成です。
- 根を切って植え替えることは、盆栽にとって大きなストレスです。植え替え後は明るい日陰や風通しの良い涼しい場所などでしばらく管理して木を休ませてあげてください。
- 直射日光が一日中当たる場所や、強い西日などは避けましょう。
- また、肥料はしばらくは与えず、剪定や針金かけなどさらにストレスのかかる作業はひかえましょう