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盆栽基本の育て方
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紫陽花(あじさい)の剪定の仕方
- あじさいの剪定の仕方
- 寒さ暑さに強く育てやすいあじさい、ミニ盆栽として育てている方も多いと思いますが、成長すると小さい鉢ではおさまらないくらい大きくなります。小さな鉢のまま育てていくには樹を切ってバランスを整える剪定が必要になります。また、来年にきれいな花を咲かせるためにも大事な作業です。
- 【作業の時期】花が咲く前と咲いた後の剪定があります。
- 【用意するもの】剪定ハサミ
- <花が咲く前の剪定>
- 開花前の剪定は、枯れた枝やこれから咲くつぼみの邪魔になるような枝や、混みいった枝や葉を整理するためにします。葉が多いと隠れて十分に太陽が当たらない枝や葉が枯れてしまったり、うどんこ病になってしまったりします。切り方に関してはとくに注意することはありませんので、バランスを見ながら不要枝をお好きなところでカットしてください。
- <花後の剪定>
- 花が咲いて鑑賞を楽しんだら、7月頃に開花後の剪定をします。咲き終わったあじさいの花は花びらが裏返りますので、その状態になったら剪定のサインです。できるだけ早く剪定してください。10月頃に花芽をつけますので夏ごろまでには剪定を済ませます。10月以降は花芽を切ることになるので剪定をしてはいけません。
- 剪定する前に樹の部分を確認してください。枝にはいくつもの節があります。
- 節に芽がついているのが確認できましたか?節がないところまで枝を切ってしまうとその枝から次の枝を伸ばすことができません。芽から伸びてきたものが枝になります。確認が出来たら枝を切る作業を進めます。
- はじめに、花の咲いた枝は花から2節以上はなれたところをカットします。花のすぐ下の節は芽がついていないので、芽のある節で切ります。花の咲いた枝は剪定しないと次の花芽がつきませんので必ず作業を行います。花の咲いていない枝も高さを揃えて芽のある節の上をカットします。剪定後は1週間程度で節の芽が伸びてきて翌年の花が咲く枝になります。
- 樹の輪郭を整えながらそれぞれの枝を切っていきます。
- すっきりしました。これで花後の剪定は終了です。冬に落葉して来年にまた花を楽しませてくれます。
- 樹の高さを低くしたい場合の剪定
- 根元に近い1番下の節を残してカットします。すべての枝を小さくしないと残した枝の樹勢がくなり、その枝だけどんどん伸びてバランスが悪くなります。 1番下の節の上までカットした場合翌年には花が咲きません。開花は3年目になります。枝に節を残せばどの位置でも剪定可能です。希望の高さで調節してカットしてください。ただし、短くすればするほど翌年に花が咲きにくくなりますので注意が必要です。逆に言うと枝が高いほど花をつけやすくなります。