- 旭山桜
- バラ科サクラ属
- 3-4月に花を楽しめます。
- カテゴリー:花の咲く盆栽
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- 盆栽用に小さくても花が咲くように改良された品種の旭山桜です。挿し木で3年目ぐらいから花を咲かせ、短期間で盆栽として仕立てることができます。弾力が無い枝なので針金掛けは難易度が高いですが、剪定で樹形をつくっていきます。
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旭山桜の基本の育て方
置き場所
基本的には、旭山桜は室外での管理をします。自然光や自然の風を十分に受けることで、花芽をしっかりと蓄えます。
水やり
土の表面が乾いたら、たっぷりと水をやります。過湿は避け、土が完全に乾く前に水やりを行います。特に、来年の花をつけるために夏場はしっかりと水を与えてください。
旭山桜ギャラリー
旭山桜のお手入れ 年間作業
肥料
梅雨時と真夏をのぞく花後から10月の間に月1回有機性の固形肥料を置きます。適切に肥料を与えると花付きがよくなります。特に夏ごろに十分な太陽と、水、肥料によって花芽が蓄えられますので夏場の肥料切れには注意してください。
病害虫
旭山桜は新芽を好むアブラムシの予防に殺虫剤を春から秋に3-4回散布します。落葉するまでは、葉に毛虫やナメクジなどがよってきて葉を食べますので見つけたら適時駆除します。
剪定
剪定すると切り口から枯れやすいので、消毒済のハサミを使用したり太い枝をカットした場合は癒合剤を塗ります。花後に若い長い枝を切り詰めることができます。旭山桜は剪定後の枝枯れが発生しやすいのでとくに剪定ハサミは家庭用などを使用せずに盆栽専門のよく切れる剪定ハサミをおすすめします。よく切れるハサミで剪定すると断面がつぶれずにカットされるので傷の治りが早く枝がれをふせげます。
旭山桜の花後の剪定の仕方と剪定をしないとどうなるかを動画で説明しています。参考にしてください。
葉刈り
剪定後、葉が込み合っている場合には、葉を半分ほどに切る葉刈りを行います。そうすることで、光や風が入り、水分の蒸発も抑えられます。
<葉刈り前↓>
葉を斜めに切ります↓
切った葉↓
<葉刈り後↓>
葉をすべて切るわけではなく、全体的に光を遮っていたり、重なっていたりする葉を切ります。
環境
旭山桜は樹全体に十分日が当たると花芽がつきやすいです。日当たりを好みますが、半日陰でも大丈夫なので管理が楽な後者をおすすめします。
針金
桜は盆栽の中でも枝が折れやすい樹種なので注意しながら針金をかけて曲をつけます。6月頃が最適です。旭山桜はとくに枝が折れやすいので一気に曲げると折れてしまいます。もし折れてもテープで補強すると傷がなおって元通りになるので折れたからといって枝を捨ててしまわないようにしてください。
花ガラ摘み
花後は花がらを取り除くことで病気を防ぎます。また実がついてしまうと来年の花つきに影響するので摘み取ります。
冬の置き場所
朝日山桜の開花には、一定期間の冬の寒さが必要ですので基本的に外管理で大丈夫です。ただし土が凍る日が続くような地域では、玄関やムロなどに置いて保護してあげる必要があります。
旭山桜に関するよくある質問
旭山桜の一年の姿
旭山桜の関連動画
- 桜の剪定 前編
- 知らないと出来ない桜の剪定。しっかりと基礎を学んで毎年のお花見を楽しみましょう。前後編に分けて説明しています。前編は桜の花後の剪定をしないとどうなるかを説明しています。これを見ると剪定作業の重要さが理解できます。
- 桜の剪定 後編
- 後編では実際の作業をしています。花後の剪定をせずに放置した桜のリカバリー剪定の仕方も解説しています。