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沖縄県の県木県花はデイゴと琉球マツ

沖縄の花    <デイゴ>

  • デイゴ(マメ科)は沖縄県の県花であり、47都道府県の中で一番最後に決定されました。

    デイゴはもともとインド原産で、マレーシアや太平洋諸島から琉球、小笠原諸島まで広く分布しています。

    沖縄県民にとっては非常に馴染み深い花であり、街路樹や公園などにも当たり前に見ることができます。デイゴは落葉高木で、背丈はやく10mにまで達するものも多いです。

    またデイゴは材木としてとても柔らかく軽量であるため、漆器の材料として重宝されています。乾燥しても亀裂が入らない点も、デイゴ材の価値を高めている要因の1つです。

    幹は太く、こぶのような凹凸があります。色は灰白色で、枝には太い刺があることが特徴です。葉は三出複葉で、マメ科特有の形状をしています。

    4-5月に真っ赤な花を咲かせますが、毎年必ず咲くわけではなく、花の量も年によって違います。枝の先から放射線状に咲く様は独特の雰囲気を持っており、南国沖縄県を象徴しているといっていいでしょう。

沖縄の木    <琉球マツ>

  • 琉球マツ(マツ科)は沖縄県の県木です。

    その名の通り、琉球産のマツとして沖縄県を風景を作り出しています。琉球マツの葉は二葉で、樹皮は本州に植生するクロマツに良く似ています。しかし葉は細長く柔らかいため、クロマツよりもアカマツに類似していると言えるでしょう。

    沖縄県は本州から1300km以上離れた海の上にあり、気候も四季というよりは長い夏と春の二季節のため、植物の様子も本州とは異なる特徴を持つものが多く存在しているのです。

    戦前、琉球マツは沖縄全土に植生しており、周辺の島々にも大木が堂々とした姿を見せていました。しかし戦争中に戦火に飲まれ、そのほとんどが炭になってしまったのです。

    琉球マツが元気に成長している沖縄県らしい風景は一旦は消えてしまいました。しかし戦後、まるで戦争から立ち上がる沖縄県に寄り添うように若い琉球マツは順調に育ち始めました。沖縄県にとって琉球マツは身近で親しみやすい存在であると同時に、復興の旅路を一緒に歩んできた仲間でもあるのです。
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