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山口県の県木県花はナツミカンとアカマツ

山口の花    <ナツミカン>

  • ナツミカン(夏蜜柑、ミカン科)は山口県の県花です。山口県のナツミカン栽培の歴史は長く、その始めは1780年頃まで遡ると言われています。

    山口県の青海島に海から流れ着いた種を育てたのが最初だという説が有力です。栽培が本格的になってきたのは1800年代に入ってから。明治時代には山口県のナツミカンの存在が全国に広まりました。

    現在も荻市を中心とした地域で栽培が盛んで、夏を代表する果実としての地位を誇っています。

    五月頃になると白い花を咲かせます。その香りは山口県の初夏に欠かせません。ナツミカンの食べごろは4月下旬~5月下旬。取ったばかりのものは酸味が強すぎるため、冬に収穫して貯蔵することで酸味をなくすか、初夏まで木になった状態で完熟させて酸味を抜きます。

    爽やかな甘酸っぱさが特徴的なナツミカンはもちろんそのまま食べても美味しいですが、果皮を砂糖漬けにしたものやマーマレードジャムにしたものも不動の人気を持っているといっていいでしょう。

山口の木    <アカマツ>

  • アカマツ(赤松、マツ科)は山口県の県木に指定されています。

    北海道から九州まで全国各地に植生しているアカマツは、養分が少ない土地でも育ち、間伐にも強いことが特徴です。

    山口県の人々は赤松を「根性の木」として慕っています。そこには明治維新に大きく貢献した山口県民の根性への尊敬も含まれているといってもいいでしょう。

    山口県の森林面積の約3分の1をこのアカマツが占めており、特に岩国市の神風五竜松では誰もが自然美を楽しむことができます。

    樹皮は赤褐色で、緩やかな曲線を描きながら空に向かって成長していきます。常緑高木針葉樹で、その葉は細く柔らかです。また秋には高級品として名高いマツタケが生えます。

    アカマツは古来より日本人に好かれており、果実であるマツボックリを知らない人はいないでしょう。また今も庭木や正月飾り、伝統芸能の道具材としても重宝されています。

    マツノミももちろん成りますが、その小ささ故使用されることは少ないです。幹からは松脂が取れ、こちらは弦楽器奏者や肩こり持ちの人には欠かせない存在となっています。
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