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和歌山県の県木県花はミカンとウバメガシ

和歌山の花    <ミカン>

  • ミカン(蜜柑、ミカン科)は和歌山県の県花に指定されており、和歌山県が紀伊国と呼ばれていた頃から県の象徴的存在として人々に親しまれています。

    毎年5月中旬頃に咲く白い花は、昔ハナタチバナと呼ばれていたそうです。誰もが知っている黄色い果実が実るのは6月頃。収穫時期は10月-12月頃です。

    ミカンの実は甘くて美味しいことで愛されていますが、栄養価も高く、ビタミンCやβークリプトキサンチン、食物繊維を含んでいます。特にビタミンCが豊富で、美肌効果や免疫力を高める効果もあるそうです。

    紀州ミカンの栽培の始まりは天正年間(1573~1591)と言われています。国主であった徳川頼宜公が産業奨励としてミカンの増殖を進めたことが、現在の和歌山県のミカン栽培の基盤をつくったといっても過言ではありません。

    実際、現在も和歌山県のミカンは全国1位の生産率を誇っており、特に400年の伝統を誇る有田地方のみかんは人々によく知られています。

和歌山の木    <ウバメガシ>

  • 和歌山県の県花であるウバメガシ(姥目樫、ブナ科コナラ属)は、常緑小高木で主に沿岸地域の急傾斜な土地に生育しています。

    よく枝分かれして葉が茂っていくため、生垣としても重宝されています。丸みを帯びた葉は堅いですがつやがあり、乾燥に強い性質です。

    他の木に比べ成長が遅いため、質の良い炭材にするには約30年かかります。人によってはウバメガシのことを「ばめ」と呼ぶ人もいるそうです。

    4-5月頃には黄色い花を咲かせ、秋にはドングリがなります。ウバメガシのドングリは丸っこくひしゃげているため、一目で他のドングリと区別することができるでしょう。

    ウバメガシは備長済と呼ばれる木炭の原料にもなります。特にカバヤキ用として用いられ、白炭のハガネに匹敵する硬さは世界最高の硬度を誇っています。またウバメガシの葉は、昔既婚婦人のお歯黒の原料としても使われていました。褐色の若葉に含まれるタンニンが色を出しており、「ウバメ」の由来もここから来ていると言われています。
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