
今日はいつも楽しいお話をしてくださる
「盆ちゃん」さんのお便りを紹介させて
いただこうと思います。
———————————————–
いつも高村様のメールマガジンを楽しく拝読させて頂いています。
盆栽妙様とのご縁で初めてミニ盆栽を始めました。
一般的な印象ですが盆栽は伝統的な和の趣向で
渋くて奥が深い高価な印象を受けます。
また私だけかもしれませんが、盆栽は高齢の男性(W)の
暇人が楽しんでいる酔居な趣味、道楽?
さて盆栽妙様で頂いた、お手軽五葉松から、
もみじ、一才桜等でハマってしまいました。
個人的に盆栽がもっと普及すればいいのにと
感じていますが現実はそうではないようです。
そこで私は妻の為の盆栽を作ってみました。
偶然見つけた園芸屋さんの枝垂れ桜の苗。
鉢も丸くてかわいいピンクを見つけて植え込みました。
苔は駐車所の片隅から。
これ、女性としてうらやましい〜と思ってしまいました。
うちの旦那様は・・・
どうも人間の種類が違うようです(笑)
盆栽をつくる時、私が思っていることは
「樹にやさしく、人の心にもやさしく。」
これは必ず心のどこかに置いて作っています。
誰にでも気に入っていただけるものはないと思うので
この部分だけは一貫して商品を考えるよう心がけています。
人間と同じ、外ばかり格好よくても
中身がないと良いとは思わないのと一緒で
心のこもったものでないと伝わらないと
思っています。
後に、鉢はあなたがかえていけばあなただけの
盆栽になります。
樹の樹形も剪定により誰かと同じものでは
なくなります。
ピンクの鉢を使ってかわいい盆栽を
作った盆ちゃんさんは、奥様の心を
つかんだのではないでしょうか。
世界で一つしかないもの、金額ではなく
心のこもったプレゼント。
ステキです。
最近、結婚式での両親への花贈呈に
盆栽を使われているのをご存知ですか?
理由をお聞きしたら
私の代わりにこれから育ててください。とか
花束は枯れてしまうけど、
盆栽はずっと記念として残るから。
など、おっしゃってました。
お父様が特に喜ばれて大切に
育ててくれてる、とお便りをいただいたりします。
盆栽がこれからの時代にもっと広まるには
何が必要でしょう。
盆栽を一つでも手に取って
楽しいと感じていただける環境でしょうか。
それとも教える人を増やすことでしょうか。
こんな大きな問題を私一人のちからでは
なかなか実現できないことでしょう。
この実現は、あなたの協力なくしては
できないことを私は感じています。
ぜひ今後もお力をお借りできればと
願っています。