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私宛にメールが届きました。
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高村 様
いつも楽しくメール拝見しております。
◯◯です
五葉松にのっているコケがかわいくて
コケにも興味がでてきました。
盆栽で使われる苔はなんでしょうか?
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苔、かわいいですよね。
樹のお話はたくさんしますが苔の登場がなかなか
ないので教えてほしいとのことでした。
せっかくですので苔のお話をします。
苔だけの商品を一緒に買われて一緒に置いて
いらっしゃる方もたくさんいます。
わざわざ盆栽の苔を剥がして別の容器にいれて
育ててる方も。
苔の魅力は何でしょう?
あなたが苔から感じる魅力はどんなものですか?
私はも苔のモフモフ感がかわいくてかわいくて。
今の時期は盆栽に乗せている苔は二種類使用しています。
ギンゴケ類と山苔類。
山取りの苔なので正式な種類はわからないので
〈類〉とします。(類とは言い方が間違ってるかもしれません)
ギンゴケ類は緑がとても深く、ビロード状になっています。
しっとりした感じです。
冬の風物詩の松竹梅の寄せ植えに貼られている苔が
このギンゴケ類たち。
深い緑と白い化粧砂のコントラストがとても綺麗です。
山苔類は主にホソバオキナゴケを使用しています。
ホソバオキナゴケの名前は
乾き気味の時、白っぽくみえるので
白髪の翁に例えたのだとか。濡れると濃い緑になります。
翁は雨に濡れても緑にはならないと思いますが(笑)
こちらはふわふわといった感じのもの。
樹を引き立てる為だけなんてもったいないですよね。
盆栽の苔の存在のお話は以前お話ししました。
おさらいはこちら
↓
http://www.bonsaimyo.com/bonsainews/753.html
苔も大きくなると苔のじゅうたんが出来上がります。
今年行きたいと思っている場所のひとつ。
【苔寺】ご存知ですか?
すばらしい苔、苔、苔・・・
一面苔だらけ。
ワクワクしますね。
寝そべってみたいです~。
でも、きっと首根っこを掴まれて放り出されますね。
正式な名称は、西芳寺といいます。
世界遺産(世界文化遺産)となっているため
きっと、
いやいや絶対に放り出されますね。
庭園だけの拝観はやってなくて
写経をせねばいけないそうです。
苔寺、拝観後また報告いたします。
寝そべって捕まってしまわないよう気をつけなければ。