大自然にたたずむ大木の風格を鉢のうえで表現した、盆栽の展示会が秋田市で始まりました。
まるで数百年を生き抜いた老木のような黒松。その幹は自 然の風雨に耐えたかのように曲がりくねっています。盆栽の魅力は、自然のなかでみられる大木の姿を、鉢のうえで表現しているところです。大きくなりすぎな いように新芽を摘み、複雑な枝の曲がりは針金を使って少しずつ誘導することで大木ような形を作り上げます。その技術は、愛好家自身が長い経験をもとに編み 出したものが多く、作品は数十年から百年以上の歳月をかけているものも多いということです。県内の愛好家31人の力作を集めたこの盆栽展は、秋田市の文化 会館であさって14日まで開かれています。
10/12 秋田放送