8月のお手入れ
2016年8月1日

投稿者:高村雅子

とても暑い日々が続いてますね・・・汗
外での作業も汗だくで麦茶がかかせません。

7月におこなった暑さ対策は万全でしたか?

盆栽が元気がない、葉っぱがよく落ちる。
葉が焼けているといった状態ですと、
水が足りないと思われます。

しっかりと樹を観察して対策してください。

今年は特に暑さが長引くようです。しっかりと観察して
早めのケアが必要です。

【置き場所】

半日陰で西日の当らない場所が望ましいですが、
無理な場合は日除け対策をしてください。

日中の暑さで樹が弱っているところに
西日が当たると更に弱ってしまします。

日除けはよしずや、すだれでも代用できます。
室内で鑑賞される場合はクーラーの 当らない場所に置いてください。
とても乾燥してしまします。

いつもお伝えいたしますが、 室外機は盆栽の敵です。
室外機の風がベランダに充満している場合は
熱風の中に置かないよう高い場所に置いて ください。

それと、ベランダはとくに直接置くと樹も鉢もやけどして
しまいますので必ず台の上において下さい。

西日対策も日除けも難しい場合は表土に水苔を敷いて
乾燥を防ぎます。

不在時の乾燥対策
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水苔はこちら
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【水やり】

1日中、日のあたる場所に置いている場合は 乾燥が早く、
この時期は小さい鉢の盆栽だと 水を3回あげなければならないです。

半日程度の日の当たる場所があれば 水やりも楽になります。
2回、3回とお水をあげられない方は 置き場所を変えてみるといいですね。

乾きがよくわからない場合は多めに あげてください。

土の水はけがよければ 水の与え過ぎで枯れることはありませんので ご安心を。

また、室内で鑑賞している時の水やりは 土の乾燥を確認して、
お水をあげたら しっかり水を切ってから置いてください。

受け皿を使う場合は受け皿に水を 貯めないようにしてください。
根が呼吸できなくなります。

さらに受け皿に貯めたお水はお部屋が暑いと お湯になりますので
樹が枯れてしまいますので 水を貯める水やりはしないでください。

鉢の表面が少し湿っていても 底から乾燥している場合もあるので
とにかく盆栽の土の乾きや葉の状態をよく見て
水やりのタイミングを知っていくことです。
【肥料】

真夏は基本的にお休みします。
ちょっと弱ってしまったと思ったときは 固形の肥料ではなく、
活力剤や液肥を与えてください。

先月に与えた固形肥料が鉢に残っている場合は取り除いてください。

【消毒】

予防のために定期的に散布すると良いですが、
害虫を見つけた場合は即散布してください。

今月は特にすることは、水やりを更に注意です。
西日の熱いこと。焼けてしまう感じがします。
五葉松は早ければ今月の末辺りから茶色くなってくる
古葉も出始めるものもあります。
枯れているかどうかは全部がそうなっているのか、
葉の一本ずつか、束ごとか。
見極めが肝心です。
梅は葉が丸まってますか?

夏の水やりは、枯れてしまっては困りますが、
葉が丸まる程度まで乾かし気味に行います。

この時期に花芽とつけますので
花芽が伸びやすくなる環境が整います。

葉が丸まる理由は水が少ない分、蒸発を
防ぐための自己防衛です。

梅の水やり真面目に頑張ってください。
来年にはきれいな花をたくさん咲かせましょ。
長寿梅は下の方(枝元のほう)の葉が
黄色くなってきてませんか?

長寿梅も葉が生え変わっていきますので
不要になった葉は黄色くおちます。
桜は夏から秋にかけて花芽がついてきます。
水切れがおこると花芽をつけませんので
注意しましょう。
そして春にはたくさんの花で楽しみましょう。


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