六月のお手入れ
2015年6月6日

投稿者:高村雅子

こんにちわ。
大阪は梅雨入りしました。

雨が少ない6月だという予報を聞きましたが・・・
なんだかあちこちで地震が起こっていて
雨が少ないのもそのせい?などといろんな
妄想がよぎってます。

怖いですね。。。

地震がきたら盆栽も一緒に机の下に(笑)

では、地震訓練とともに六月のお手入れに
まいりましょう。

六月のお手入れ(基本)
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病気や害虫が多発する梅雨時期です。

病害虫が発生してからでは治りにくいため、
予防のために殺菌、殺虫剤を定期的に散布しておきます。

【置き場所】

日差しがとてもきつくなってきました。

もみじ等の雑木類は強い日差しで、
植物中の水分が蒸発して葉が枯れた状態になります。
これを葉焼けといいます。

もみじに限らずベランダに置いている場合は
地面に直接置かないようにしてください。
鉢がとても暑くなり、根が蒸れてしまいます。

日差しの強い午後の時間帯の光(西日)が
よく当たる場所に置いている場合は昼から移動させるか、
置き場所を移すか、もしくは遮光ネット(50%遮光)で日を遮ります。

遮光ネットはとても便利なんです。
盆栽の日除けと共に、お部屋の温度の上昇を
押さえてくれます。

今年は冷夏、とはいえ西日本はあまり関係のないお話だそうで。
それに、夏は冷夏でも暑いですよ。
節電をしながら盆栽も日除けしてあげましょう。

【水やり】

この時期はよく乾燥します。

1日2回を目安に水を与えてください。

乾燥すると虫が発生するチャンスが増えます。
予防するには葉にも水をかけてあげてください。

薬を散布してないときには特に葉水は大切です。

この時期からは土の乾燥が乾燥しきってしまうことが
あります。

乾燥が早い置き場であれば
いつもの量の倍は与えて
土の中まで染みこませてあげましょう。

雨が降っているからと気を抜かずに湿っているのが
表面だけか、中まで浸透しているかは
確認してください。

中まで浸透しているかを見分けるコツ・・・

普段から鉢を持ち上げてみてください。
水を与える前、与えてからの重さを知れば
わかってきますよ。

水不足は枯れてしまう原因No.1です。
今大丈夫だったとしても弱ってしまって後ほど
枯れることもあります。

水やり名人になってくださいね。

鉢を持っただけで、「水やりできてるから大丈夫」
なんて言えたらカッコいいですよ~(笑)

【肥料】

先月までちゃんと置いていたなら今月は控えめに置くか
置かなくてもいいです。

先月置いていなければ少なめで置いてください。
長雨が続いたら肥料は取り除きます。

置き肥は水に溶けて浸透するタイプですので、
毎日雨が降る状態ですと肥料過多になってしまい
樹とっては良くない状態になります。

肥料はあくまでもなくても育つもの。と
理解していてください。

【消毒】

先月に続きアブラムシが新芽を狙ってやってきます。
見つけたらすぐに駆除です。

消毒のワンポイントアドバイスです。

まずは理解してください。。。。

あなたは虫です。
雨が降ったらどこに隠れるでしょう?

正解は、葉の裏

ということは、消毒はどこを中心にするか
お分かりですね。

消毒をする際はマスクなど忘れずに。

★樹種別のお手入れ

【五葉松】 芽摘みを行います

【もみじ】 部分葉刈り、全部葉刈りをします

【長寿梅】 花が終わった後の次の樹づくり、
枝づくりのために剪定します。
枝は枝元から3芽を残してカットします。

【黒松】 芽切りを行います。
新芽を根元からはさみで切ってください。
秋には二番芽が成長するのでご安心を。

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次回はこんなとこ行ってきました!をお届けする予定です。
お楽しみに~(^^♪


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