十一月のお手入れ
2014年11月8日

投稿者:高村雅子

こんにちわ。
本格的に寒くなってまいりましたね~

冬物をまだ出していないのですが、
いつからコートを着ていいやら、いつからセーターを
肩からかけていいやら・・・これは石田純一でした(笑)

以前にもお話したことがあるのですが、
私は家事をするときに、袖口に服があると
とても嫌なので冬真っ盛りになるまでは半袖で
過ごしています。

マンションなので暖かいんですね。一軒家に住んで
いた時は寒くて寒くて、ちゃんちゃんこ(わかりますか?)を
羽織っていました。。
袖口に輪ゴムをつけてめくってましたけど(笑)

朝は特に寒くなりましたから、
あなたの盆栽に水やりする際、風邪をひかないように
気をつけてくださいね。

では、11月のお手入れにまいりましょう。

十一月のお手入れ(基本)
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紅葉の見頃、落葉が始まる11月。
だんだん寒く移りゆく季節の中、盆栽が変化していく様を
よく観察しましょう。

また、前月行わなかった作業などは早めに済ませ、
休眠期を迎えるようにしましょう。

【置き場所】

寒さに弱い南国系の樹たち、キンズやネムノキなど、
気温が5度になるまでに室内へ取り込みます。

他の樹は落葉したものでも、できるだけ日当たりのよい場所で管理してください。
夏の日当たりと冬の日当たりの場所が違うので観察してみましょう。

盆栽は冬場、夜にだけ室内にとりこむこともありますが、
霜に当たることによって季節を知るものです。
とくに梅や長寿梅の早春に花を咲かせるものは
強い霜に一、二度当ててから取り込んだほうが花咲きもよくなります。

絶対に室内に取り込まなければいけないことはないです。

【水やり】

落葉したら土の乾きはゆっくりになりますが、乾きには注意してください。

この時期は地域によって異なりますが基本は一日一回で大丈夫です。
よく土の乾きを見てお水を与えるようにしてください。

乾きが遅くなってきたら1~2日に一回にしていきます。

【肥料】

初旬には肥料を与えてください。今年最期の肥料になります。
植え替えを行ってから日が浅い時は少し遅目に与えてください。
本来であれば植え替えから一ヶ月は置かないようにします。

黒松は来月以降も引き続き置いてください。

【消毒】

比較的に害虫が少なくなる季節です。
予防のためには毎月必ず散布してください。

卵を産み付けている場合もあるので駆除の役割としても消毒は必要となります。
害虫の越冬を防ぎましょう。

樹種別の作業

【五葉松】

残りの古葉はすべて取ってください。

樹形全体を考える時期でもあります。
思った輪郭から飛び出している枝などは剪定してください。

【長寿梅】

落葉します。落葉後も花が咲いていることがありますので、
水やりは忘れずに。

【もみじ】

紅葉が始まったら肥料を置いて冬越しの準備をはじめます。
また、落葉直前までに剪定をします。

早い所は紅葉も終わりに近づいてますので
お近くで楽しめる間に十分に自然を感じてください。

大阪は名物の銀杏の黄葉(こうよう)とともに
踏まれたぎんなんの匂いの季節です。

食べると美味しいのに。

では、また。


コメント

  • いつも楽しい記事ありがとうございます

    2014年11月14日 9:38 AM | かどあきら
  • こちらこそ、いつも読んでいただいてありがとうございます。もう少し頻繁にお話ができるようにがんばります!

    2014年11月17日 7:19 PM | 高村雅子