6月のお手入れ
2014年6月4日

投稿者:高村雅子

先週末からとても暑くて
ニュースでも熱中症の方がたくさん。

いったいどうなってるんでしょう、地球。

今後の天気もエルニーニョ現象によって
おかしくなるようですね。

週末は外での作業はとても暑く、
思わず、熱中症になる~と叫んでいました。

この暑さが梅雨前にくるなんて。
きっと盆栽も驚いてます。

ということで、6月のお手入れ + 今年用をご紹介します。

先月までのお手入れを終えてホッと一息のあなたも
再確認して夏を迎えてくださいね。

六月のお手入れ(基本)
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病気や害虫が多発する梅雨時期です。

病害虫が発生してからでは治りにくいため、
予防のために殺菌、殺虫剤を定期的に散布しておきます。

【置き場所】

日差しがとてもきつくなってきました。

もみじ等の雑木類は強い日差しで、
植物中の水分が蒸発して葉が枯れた状態になります。
これを葉焼けといいます。

もみじに限らずベランダに置いている場合は
地面に直接置かないようにしてください。
鉢がとても暑くなり、根が蒸れてしまいます。

日差しの強い午後の時間帯の光(西日)が
よく当たる場所に置いている場合は昼から移動させるか、
置き場所を移すか、もしくは遮光ネット(50%遮光)で日を遮ります。

遮光ネットはとても便利なんです。
盆栽の日除けと共に、お部屋の温度の上昇を
押さえてくれます。

今年は冷夏、とはいえ西日本はあまり関係のないお話だそうで。
それに、夏は冷夏でも暑いですよ。
節電をしながら盆栽も日除けしてあげましょう。

【水やり】

この時期はよく乾燥します。

1日2回を目安に水を与えてください。

乾燥するとこれまた虫が発生するチャンスが増えます。
予防するには葉にも水をかけてあげてください。

薬を散布してないときには特に葉水は大切です。

この時期からは土の乾燥が乾燥しきってしまうことが
あります。

今までの一度の水やりの際、いつもの量の倍は与えて
土の中まで染みこませてあげましょう。

今年は長雨が予想されています。
雨が降っているからと気を抜かずに湿っているのが
表面だけか、中まで浸透しているかは
確認してください。

中まで浸透しているかを見分けるコツ・・・

普段から鉢を持ち上げてみてください。
水を与える前、与えてからの重さを知れば
わかってきますよ。

水不足は枯れてしまう原因No.1です。
今大丈夫だったとしても弱ってしまって後ほど
枯れることもあります。

水やり名人になってくださいね。

鉢を持っただけで、「水やりできてるから大丈夫」
なんて言えたらカッコいいですよ~(笑)

【肥料】

先月までちゃんと置いていたなら今月は控えめに置くか
置かなくてもいいです。

先月置いていなければ少なめで置いてください。
長雨が続いたら肥料は取り除きます。

置き肥は水に溶けて浸透するタイプですので、
毎日雨が降る状態ですと肥料過多になってしまい
樹とっては良くない状態になります。

肥料はなくても育つもの。と
理解していてください。

【消毒】

先月に続きアブラムシが新芽を狙ってやってきます。
見つけたらすぐに駆除です。

消毒のワンポイントアドバイスです。

まずは理解してください。。。。

あなたは虫です。
雨が降ったらどこに隠れるでしょう?

正解は、葉の裏

ということは、消毒はどこを中心にするか
お分かりですね。

消毒をする際はマスクなど忘れずに。

樹種別のお手入れはまた次のメルマガで。

 

 

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コメント

  • いつもお便り有難うございます。毎日今日は来ているか・・・と貴社の名前を見てから読みます。本日のヒントは勉強になりました。

    2014年6月4日 6:06 PM | 榎 純正
  • お便り有難うございました。本日のヒントは勉強になりました。

    2014年6月4日 6:09 PM | 榎 純正
  • こんにちわ。いつもありがとうございます。
    楽しみにしていただいて光栄です。
    コメントへのお返事もできたり、できなかったりで申し訳なく
    思っております。
    最近、ブログさぼってる~!とお叱りを受けております(笑)
    来週あたりまではご勘弁下さいませ。

    2014年6月4日 7:51 PM | 高村雅子