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お手紙をいただきました。
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こんにちわ。
私は先日桜を購入させていただいた
Kと申します。
届いた時はまだ、桜は蕾でしたが
早く母に見せたくて店長様にお伺いして、
お部屋に置いて暖かくしたらいいとのことで
やってみました。
そしたら昨日、桜が咲きました。
まだ桜の開花まで日にちがあるというのに
見事に咲いてます。
母は桜が大好きな人だったので
少しでも早く見せたいという思いでした。
実は母は命がわずかだと宣告されています。
その母に桜が見せてあげられたこと
とても感謝いたします。
窓際に置いて嬉しそうに眺めてます。
こんな小さな桜でも母は大きな桜の樹の
下にいるようだと喜んでくれてます。
もう一度、一緒に花見に出かけることが
できればいいのですが・・・
この桜、これからも大事に育てていきます。
ありがとうございました。
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こちらこそ、K様お手紙ありがとうございました。
こんな嬉しいお手紙をいただけて
心から感謝いたします。
樹を下から覗いてみるのが好きなので
良くするんですが、確かに大きな樹の下を
覗いている感じがしるんです。
一度、あなたもやってみてください。
桜は花の散り方が切ない感じですね。
風に吹かれてサラサラ~っと。
とてもさみしくなるんですよね~これが。
まだこれから今年は咲きますから!!
そういえば、開花予想の確定がでてましたね。
福岡で3月23日、大阪で3月26日、
名古屋で3月27日、東京で3月28日、
仙台で4月12日
日は予想です。
地元の天気予報で確認してくださいね。
では、今日は速水君のようにかっこよく・・・
開花の仕組みについてお話します。
桜の花芽は、前年の夏に形成されます。
それ以後、生成されることなく、その後、「休眠」という状態になります。
休眠した花芽は、一定期間、低温にさらされることで、
眠りからさめ、開花の準備を始めます。
これを「休眠打破」といいます。
休眠打破は、秋から冬にかけて一定期間、
低温さらされることが重要なポイントです。
そして、春を迎え、気温が上昇するにともなって、
花芽は成長「生成」します。
気温が高くなるスピードにあわせて、
花芽の生成も加速します。
生成のピークを迎えると「開花」になります。
サクラの花芽の「休眠」・「休眠打破」・「生成」・「開花」は、
秋から冬にかけての気温と春先の気温に、
大きく関係しています。
冬のない常夏の国には、日本の桜は、
美しく咲かないということになるのです。
桜は、四季のある日本で進化した樹です。
このことでおわかりですか?
桜は冬のあいだ寒さに当らないと花が咲きません。
花が咲かないまま葉が出てしまったり・・・
なんてこともありますので
「可愛い子には旅をさせろ」、といいますように
可愛くても寒い外へ旅をさせてあげてください。
今日はカッコ良かったでしょ(笑)