海外での盆栽
2014年3月4日

投稿者:高村雅子

先日、四国に仕入れにいった際、
アメリカの方に出会いました。

彼は19才で、盆栽が趣味だそうで
盆栽をいろいろ見て回っていました。

関東に住んでいるようで
これから戻ります、とのことで
写真を撮らせてもらいました。

岡山から新幹線で。。。。。。と
英語で話してました。

なんとなくしかわからなかったのですが
こんな感じです。多分。

「岡山から新幹線で東京にかえります。
それから○○というところまで乗り換えて
いきます。」

その姿はとても目を引くものでした。
笑えるというより、心意気に感動さえ
覚えました。

19才、娘と変わらない年で
言葉もままならないのに
それで四国まで一人できていて
盆栽を買って新幹線に乗り持ってかえる
という根性に拍手です。

背中のリュックにも盆栽が(笑)

アメリカ少年

英語、もっとできたらいろんなお話
できただろうな~
残念無念。

盆栽の話を彼に聞きたくて
仕方ありませんでした。

盆栽のどんなところが魅力あるのか、
日本の侘び寂びについてなど
聞きたいことがいっぱいなんですが
ほんと、単語しか聞こえない、言えないので
情けない。。。

英会話の上達って何が一番いいでしょう。

海外で盆栽が流行っていることは
あなたもご承知だと思います。

とくにヨーロッパは盆栽の会社が
何社もあり、盆栽の生産者もいます。

ヨーロッパでの花ものや実ものは
その土地の植物でつくられていることが
多いようです。

ローズマリーやオリーブなど
名前は聞いたことがあるのですが
育てたことはないものばかり。

オリーブは四国の小豆島が有名ですよね。
そのオリーブが植木が日本でも盛んに
なっていますが、盆栽にも登場してきています。

オリーブの盆栽、ちょっと興味がありますね~
生産している方にお話を聞いてみました。

その方は大きめの植木を育てておられて
もとは盆栽を育てていたそうです。

松の盆栽が売れなくなったから
依頼のあったオリーブを育てている、
とのこと。

ん??

盆栽の町であっても盆栽が売れない
そんなんで日本の盆栽市場はどうなってるん??

生産者さんがいなくなったら今後の盆栽は
先がないのと同じです。

何件かお話を聞いていても後継者がいない
ことで、ご自身の代で終わりだそうです。

「わしで終わりじゃ!」

生産者さんのお言葉が心にしみます。

私が男だったら。。。。
独身だったら。。。。。

誰かいませんか?(笑)

長い時間かけて育てて
ホームセンターなどに安く売られてしまったら
もっと盆栽の価値が下がってしまいます。

盆栽をそんなに軽いものにするから
生産者さんが苦しくなり、やめてしまうのです。

生産者さんの思いは必ずわかってほしいですね。


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