花への優しさ
2014年2月25日

投稿者:高村雅子

すてきなお便りをご紹介します。

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栃木の母の79歳の誕生祝いに、長寿梅を送ってもらいました。

私は埼玉なので、今日、実家で一人暮らしの母を、
雪かきがてら訪ね、長寿梅を確認しました。

小ぶりで、枝ぶりも良く、可憐な花が2,3輪、咲いてました。

母も気に入っており、ただ、日なたに長く置くと
すぐ花が終わってしまうといって、室内の父の仏壇の横に飾っておりました。

私も母も、盆栽初心者ですので、今後ともアドバイスをよろしくお願いします。
かわいい鉢の長寿梅を、どうもありがとうございました。
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この文章を読んだ時、とても胸が熱くなりました。
ジーンとしてしまって目頭まで・・・
泣けてきました。

情景を浮かべてお母様の優しさやお人柄が
伝わってきました。

送らせていただいた私は
お母様のお気持ちとても嬉しいです。

いつまでも花が咲いていてほしいですよね。
わかります、とてもよくわかります。

私はこうお伝えくださいとお願いしました。

「花は咲いて終わらせないと次の咲こうとしている
花が咲けずに終わってしまいます。

花の命は短し、だからこそ美しいのです。

長寿梅は日を浴び、水を浴び、適度の肥料で
次々と花を咲かせます。
春と秋の咲き方が違うのも楽しいんです。」

お母様にお伝えしていただいて次々と咲く
お花を楽しんでもらえたらと思います。

わからないことはお電話でお尋ねいただければ
お答えいたしますのでぜひご利用ください。

さて、あなたは長寿梅って何の品種かご存知ですか?

木瓜(ぼけ)の一種で長寿梅という名前がついていて、
縁起のいい名前から贈りものによく使われております。

長寿梅はちいさなかわいい梅のような花が
咲きますので梅という名前がついているようです。
長寿は何度も咲き、とても丈夫だからと
私は思います。

長寿の方ってとても健康で丈夫ですので
この一致が名前由来なら納得しますね。

長寿梅は春と秋にたくさん花をつけます。
春は葉っぱの緑の中に花がある状態です。
緑の中の赤、白が映えます。
(写真は赤)

春の長寿梅

秋は落葉しているので(少し残ってる時もあり)
裸木に花がある状態。
見た目は全然違うものになります。
(写真はつぼみです)

秋の長寿梅

そしてなにより、一年のうちに
何回か一つ二つ咲いている時があります。

真夏だったり、お正月だったりと時を
選びません。

こればっかりはいつ咲きます!とは
言えないのですが、お花の機嫌でしょうか。

ごきげんとりに肥料をあげてください。
そうすればたくさん花をつけますよ。

きっと・・・。


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