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そもそも盆栽に肥料を与えないといけないんですか?
今日は肥料について考えてみたいと思います。
盆栽にとって肥料とは食事のようなもので、
小さい鉢の中で生きているので、
栄養不足で枯れてしまう
そう思っていませんか?
実は肥料与えなくても枯れたりしません。
むしろ肥料の与え方を間違えて枯らすことがあります。
植物が必要とする成分は酸素や水素、窒素やカルシウムと実に16種類あります。
盆栽のような小さな鉢の中でも自然に供給されるものがほとんどだったりします。
なので枯れることはないのです。
ではなぜ肥料を与えるのでしょうか。
それは不足しがちなところを補ってあげるために与えます。
人間でいうところのサプリのような役目です。
しっかりと花を咲かせたり、実をならせたり、美しい緑にするために、
樹をしっかりと成長させるために、養分の吸収を促進させる、
光合成を盛んにさせる、肥料はそんな補助的な役割を担います。
はじめて盆栽をはじめると、樹の一年を通しての状態を経験していないので、
どのあたりの栄養を補助してよいのかわからないと思います。
栄養を与えないと枯れてしまうと思ったり、どんどん成長して欲しいと思っていると、
いっぱい肥料を与えてしまいがちですが、これが樹にとってはよくありません。
はじめて一年目は肥料を控えめに、しっかりと樹の状態を観察しましょう。
そうすれば足りなかったところが見えてくるはずです。
肥料はサプリ 主食ではありません。
あなたが思っているほどあたなの盆栽は弱くありません。
過保護にしないで、足りないところを補ってあげて、育ててあげて下さい。
次回はもう少し肥料についてつっこんでお話したいと思います。